弘学館は成長を続けます
理事長挨拶次代を拓く人材の育成を目指して

山田 裕久
激動する国際社会の中で、わが国の果たすべき役割はより一層重要なものとなっています。これからの日本では国際人として、どのような状況下でもリーダーシップを発揮できる人材がますます必要になります。
このような人材を育成するためには、自ら考え行動する自立心や、柔軟にものごとに対応できる創造力、そして常に前向きに取り組む積極性を伸ばし、育てる教育が不可欠です。
弘学館の英オ教育は、生徒の自立心や創造力を養い、困難な課題に進んで挑戦する気概を植え付けることを目指します。
この「優れた指導者の育成」という建学の精神に基づき、英知を磨く、創造性を培う、身体の鍛錬に励むなどの学校教育とともに、学寮生活での規範順守の実践と交友関係を通し、思いやりや感謝の心、自律自制の習慣や責任感・連帯感を育みます。
学寮をもつ本校は、真の友情を育み、生活習慣、学習習慣を確立する場となります。人生でもっとも多感な時期を、ここ弘学館で過ごすことは、人間形成に大きく役立つことを信じてやみません。
校長挨拶これまでの歩みと反省 そして成長へ

小栁 孝
私は38年前、弘学館の第1回生として入学しました。その入学式で、初代校長である澁谷敏明先生は「弘学館は全員が東大を目指せ」と宣言されました。最高学府である東京大学を目指す学力があれば、どんな進学先へ進むこともできます。その言葉を信じて学んだ結果、私自身も東大合格を達成しました。
変化の激しい現代社会を生き抜く力を育成することが私たち教育者の使命ですが、その基礎となるのは確かな学力、知力です。生徒一人ひとりが確かな知力を獲得するために、弘学館は「質・量ともに充実した授業を提供する」という、学校の基本に立ち返り、最優先課題として取り組んでまいります。
学校教育の真髄は授業にあります。生徒たちが知識を獲得し、思考力を鍛え、創造性を育む場としての授業の質を高めることこそが、私たち教育者の最も重要な責務であると考えております。